筑波経済月報2016年 11月号
CONTENTS
- 今月の1枚
花園渓谷と花園神社 - 企業探訪
有限会社湖月庵- 代表取締役 上野 貴則 氏
- 筑西市に本社を置く有限会社湖月庵は、昭和48年に創業し、今年で43年を迎える和菓子店です。主力商品である「館最中」は、昭和52年、第19回全国菓子大博覧会(名誉総裁 高松宮宣仁親王殿下)で、名誉大賞を受賞する銘菓です。当社は、平成28年にパッケージデザインを一新するなど、新たな試みを積極的に行うことで、故郷・筑西市下館から「本物の和菓子の味」を国内外に発信し続けています。
- 外部研究員寄稿
清酒のセミグローバル化戦略- 株式会社 日本経済研究所 常務執行役員 地域本部 上席研究主幹 佐藤 淳 氏
- ワインのレーティングで名高い、ロバート・パーカーのグループが、清酒に対してもポイントの付与を始めた。清酒のグローバル化は急速に進行しつつある。イノベーションも加速するだろう。
- 支店長のわがまち紹介-茨城町-
- 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー 会員ひろば
- 研究員レポート1
第52回 企業経営動向調査 2016年7月~9月- 景況天気図は、全産業で前回調査(2016年4~6月)実績同様「曇り」となった。景況天気図平均値は、全産業で△11で前回調査実績比横ばいとなった。製造業、非製造業ともに全体としては横ばい圏内にあるが、その背景として、製造業では、素材業種を中心に生産・売上が減少し在庫も積み上がっているほか、非製造業など内需関連業種では、人手不足により人件費の増加が続いている。その一方で、製造業、非製造業ともに円高化に伴い仕入れ価格の上昇が一服してきているほか、製造業では、過去の仕入れ価格の上昇分の販売価格への転嫁が続いていることが挙げられる。
- 研究員レポート2
事業拡大・新分野への参入に関するアンケート- 茨城県内の企業において、過去5年以内に既存事業の拡大又は新分野への参入の有無、参入した分野、拡大・参入の動機や取り組んだ際の課題について調査した。 16.0%の企業が過去5年以内に既存事業を拡大し、14.2%の企業が同期間において新分野に参入した。 既存事業の拡大・新分野への参入に取り組んだ動機の第1位は「新たな柱となる事業の創出」で、 既存事業の拡大・新分野への参入の際に課題となったことの第1位は「人材不足」であった。
- 科学の街「つくば」から サイエンス・インフォメーション (協力:つくば市OB人材活動支援デスク)
人工衛星の役割と仕組み- 元大興電子通信株式会社
- 宇宙システム部長
- 馬場内 隆男 氏
- もしもし何でも相談コーナー
財務:基礎からの損益分岐点(1)- 中小企業の多くは、同じような悩みを抱えています。「目標利益のためにどれだけ売上を伸ばせばいいのか分からない」、「売上が増えたのに利益が思ったより伸びない」、「コスト削減をしたいけど、どこから手をつければ効果的なのか分からない」などです。これらは、自社の費用と利益の構造を把握できていないという、共通の原因から発生しています。これらの構造を把握する手段が「損益分岐点分析」であり、今号よりその基礎について解説します。
労務:「個人型確定拠出年金」について
- 個人型DCの加入者は、これまで自営業者の方などに限られていましたが、平成29年1 月からは、企業年金などに加入している方や、公務員、専業主婦の方を含め、基本的にすべての方が加入できるようになります。加えて、転職したときなどの積立資産の持ち運び(ポータビリティ)も拡充し、より使いやすい仕組みになります。
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
- 茨城県の基調判断全体…
- 景気は、一部に弱い動きが続いているが、緩やかに持ち直している。
先行きは、緩やかに持ち直していく。
企業等の景況感は製造業、非製造業ともに「悪化」超幅が拡大している。 - 企業の生産活動…………
- 弱い動きとなっている。
- 設備投資…………………
- 前年をやや上回っている。
- 公共投資…………………
- 持ち直している。
- 個人消費…………………
- 一部で弱い動きがみられるものの、全体としては持ち直しつつある。
- 住宅投資…………………
- 持ち直しつつある。
- 雇用・所得情勢…………
- 持ち直している。
- 茨城県の主要経済指標
- 筑波ふれあい倶楽部のサービスのご紹介
- 法人向インターネットバンキングサービス つくばビジネスNet