筑波経済月報2018年 1月号
CONTENTS
- 表紙写真
水戸芸術館 - 新春特別企画
2018年の日本経済展望と政策課題
~「ハイプレッシャー・エコノミー」時代の経済政策~- 本稿では、2018年の日本経済を展望したうえで、次に、「需要超過下の経済」(ハイプレッシャー・エコノミー)の意味を整理し、最後にそうした経済の下で必要な経済政策について解説したいと思います(2017年12月14日現在の情報に基づくもの)。
- 企業探訪
有限会社蛯澤物産- 代表取締役 蛯澤 竹市 氏
- 桜川市に本社を置く有限会社蛯澤物産は、玉ねぎやキャベツのカット加工を主な業務としています。同社が加工する玉ねぎは、約20件の契約農家が栽培する国産を使用しています。これは、農家の安定収入にもつなげたいという想いが込められています。さらに、農業の課題を打破するため、仲間とともに農業生産法人を立ち上げるなど、農業に明るい光を灯し続けています。
- 外部研究員寄稿
官民連携における地域プラットフォーム- 株式会社 日本経済研究所 調査本部 PPP推進部 部長 佐藤 友美 氏
- 昨今、PPPの推進とともに、全国の地方公共団体において地域プラットフォーム(以下、「地域PF」という。)設立の動きがみられる。そこで本稿は、官民連携における地域PFの初期情報として現状及び設立に関して述べる。
- 支店長のわがまち紹介-常陸大宮市-
- 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー 会員ひろば
- 研究員レポート
新時代を創生する「循環型地場産業」
― 国立研究開発法人発ベンチャーの展開と可能性 ―- 本稿は、「地場産業」を核として「持続可能な循環型社会」の創生に貢献できる「新しい地場産業」、すなわち「循環型地場産業」について検討し、その萌芽的事例を紹介することにしたい。
- 科学の街「つくば」から サイエンス・インフォメーション (協力:つくば市OB人材活動支援デスク)
街路樹トウカエデにおけるナミテントウの繁殖・生存戦略を観察する- 木村 滋 氏
- もしもし何でも相談コーナー
税務:平成30年からの配偶者控除に係る源泉徴収- 平成29年6月号の本稿で、平成30年から配偶者控除が改正されることをお知らせしました。これに伴って、平成30年1月以降に支払われる給与から適用される源泉徴収においても改正されています。今号では、本年からの配偶者控除に係る源泉徴収事務の留意点について解説します。
労務:キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)について
- キャリアアップ助成金は、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して支給される助成金です。本稿では、有期契約労働者等の基本給の賃金規定等を2%以上増額改定し、昇給させた場合に助成される(賃金規定等改定コース)について紹介いたします。
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
- 茨城県の基調判断全体…
- 景気は、緩やかに持ち直している。
先行きは、引続き緩やかに持ち直していく。
企業等の景況感は非製造業を中心に「悪化」超幅が縮小している。 - 企業の生産活動…………
- 緩やかに増加している。
- 設備投資…………………
- 概ね前年並みとなっている。
- 公共投資…………………
- 下げ止まりつつある。
- 個人消費…………………
- 全体としては持ち直しつつある。
- 住宅投資…………………
- 減少している。
- 雇用・所得情勢…………
- 着実に改善している。
- 茨城県の主要経済指標
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