筑波経済月報2022年04月号
CONTENTS
- 表紙写真
阿漕ケ浦公園 - 企業探訪
「総合酒類メーカー」から「総合アルコールカンパニー」へ
明利酒類株式会社- 代表取締役 加藤 多彦 氏
- 取締役社長兼営業本部長 大久保 敏正 氏
- 常務取締役 加藤 喬大 氏
- 日本醸造協会登録「10号酵母」を開発した明利酒類株式会社は、江戸時代末期の安政年間から続く「総合酒類メーカー」です。日本全国に所在する酒造会社の安定した質の高い酒造りを支えるため、1950年代より、醸造用アルコールの製造と酵母の研究開発・培養に取り組んできました。新型コロナウイルス感染症の拡大から全国的に消毒液が不足した際には、利益を減らしても感染予防対策の役に立ちたいと、消毒液として使えるウォッカ「メイリの 65%」の製造に注力し、これをきっかけに、現在では医薬部外品部門も立ち上げ、2021年には「MEIRIの消毒」プロジェクトがグッドデザイン賞を受賞しました。今後は世界から認められる「総合アルコールカンパニー」を目指す同社の取り組みを掲載しています。
- 支店長のわがまち紹介
ひとのつながりが幸せを育むコンパクトシティ
東海村- 村長 山田 修 氏
- 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー
会員ひろば
企業の概要や一押し商品などのご紹介 - 外部寄稿
店舗の売上向上を実現するタブレットPOSレジ「ユビレジ」- 株式会社社ユビレジ 代表取締役 木戸 啓太 氏
- 人と人が対面するビジネスは、「注文」は「注文」、「レジ」は「レジ」、「集計」は「集計」と、それぞれのアクションを別々のタイミングで行なわなければなりません。このような面倒な状況を解決し、人が本来やるべきサービスに集中できるようにするためのインフラ整備に取り組む株式会社ユビレジの取り組みを掲載しています。
- 外部寄稿
食品流通のDXから地方創生へ
~ 卸売業者と飲食店の受発注の課題を同時に解決する「クロスオーダー」 ~- クロスマート株式会社 代表取締役 寺田 佳史 氏
- 日本の外食産業は、約60万店舗存在する飲食店の細かい要望を卸売業者がFAXや電話で対応するという日本ならではのアナログな仕組みに支えられ、発展してきました。しかし、現在の外食産業・食品流通業界は、新型コロナウイルス感染症の影響による売上の大幅減少、人手不足、社内環境整備の遅れ等から大きく揺らいでいます。このような状況の中、アナログ対応だった部分をデジタル化することで、食文化を活性化させようとするクロスマート株式会社の取り組みを掲載しています。
- 研究員レポート
「経営デザインシート」で自社の未来を描きませんか?- 筑波総研株式会社 企画調査部 上席研究員 山川 卓哉
- 良いものを作れば売れる時代はとうに終わり、近年では体験価値や社会的・文化的価値、共感に対価を払って満足を得るといった消費スタイルがみられるようになっています。また、IoTやビッグデータ、AI活用の急速な進展、Society5.0、DX、SDGsなど、世の中の流れは確実に変わってきています。これらに加えて、新型コロナウイルス感染症の流行は、経済活動や生活様式の変化を強制しました。こうした中で企業は、連続的なコツコツとした「改善」だけでなく、非連続的でドラスティックな変革が求められています。現在、企業経営の見直しを検討するための様々なツールがある中で、筆者は、「経営デザインシート」というツールが適していると考えており、本稿ではこれを紹介したいと思います。
- 経済トピックス
- 経済情報ピックアップ
- 茨城県の経済現況
- 茨城県の主要経済指標
- インフォメーション
~未来につなぐ、社長からのメッセージ~ 「企業の自分史」作成のご提案
持続可能な企業運営を目指して SDGs支援サービス - 筑波大学芸術専門学群 2020年度卒業制作
- tension
- 稲見 朱莉 氏