筑波経済月報 2014年 12月号
CONTENTS
- 今月の1枚
袋田の滝 - 企業探訪
株式会社 つくば研究支援センター- 代表取締役社長 矢口 喜一郎 氏
- 株式会社 つくば研究支援センターは、研究学園都市「つくば」に立地し、産学官連携の下、新事業の創出から起業育成まで様々な支援を行う第3セクターの産業支援機関です。同社の代表取締役社長である矢口喜一郎氏に、事業の概要・特徴・近況、「地方創生」に果たす「つくば」の役割と「つくば発ベンチャー」の可能性についてお伺いしました。
- 外部研究員寄稿
茨城観光の視点と盲点- 株式会社 日本経済研究所 理事 東尾 正 氏
- 東日本大震災から早や3年を遥かに経過し、その記憶が風化する一方、地域経済も回復傾向が鮮明になっています。東日本大震災の“主要被災4”だった茨城、その影響を受けた観光産業もようやく回復基調にありますが、まだ震災前の水準には回復していませんし、全国調査でも低迷しています。そこで、本稿は茨城観光にスポットを当て、取り組んでゆくべき政策視点と意外な盲点について探ります。
- 支店長のわがまち紹介-境町-
- 科学の街「つくば」から サイエンス・インフォメーション (協力:つくば市OB人材活動支援デスク)
貴金属のおはなし -18金ジュエリーの魅力-- 工学博士 鈴木 鉄良 氏
- 研究員レポート
「地方創生」における「地場産業振興」の重要性
-笠間焼産地等の革新的取組みに学ぶ-- 本稿は、「地方創生」政策の中で見落とされがちな「地場産業」や「伝統的工芸品産業」を取上げ、苦境の中で、産地やそれに関わる人々の「産地改革」への具体的な取組み事例を紹介しながら、その重要性と振興意義等を学ぶものです。
- もしもし何でも相談コーナー
経営:事業承継対策
~「経営権」と「財産の承継」を中心に~- 「事業承継」とは、会社を現経営者と異なる方に会社の経営を引き継ぐことをいい、引き継ぐ方は特に問いませんが、現経営者から後継者へスムーズにバトンタッチさせ、次世代での健全な企業成長を目指すための各種施策が「事業承継」と言われるものであり、その対策を紹介します。
税務:同族会社と税法上の特別規定について
- 税の世界では、同族会社は相互牽制作用が働きづらいため、会社が役員(かつ株主)により私物化される場合も想定した税法の規定の整備がなされています。そこで、今回は同族会社に関する税法上の特別な取扱いについてご紹介致します。
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
- 茨城県の基調判断全体…
- 景気は、依然として一部に弱い動きがみられるものの、基調としては緩やかに持ち直している。先行きは駆込みの反動等の影響が和らぎ、緩やかに持ち直していく。
企業の景況感は依然として悪化しているが、先行きの製造業を中心に持ち直す見通し。 - 企業の生産活動…………
- 持ち直している。
- 設備投資…………………
- 前年並みの計画となっている。
- 公共投資…………………
- 高水準で横ばい圏内の動きとなっている。
- 個人消費…………………
- 一部に持ち直しの動きがみられる。
- 住宅投資…………………
- 消費税率引き上げに伴う駆込みの反動の影響から減少している。
- 雇用・所得情勢…………
- 緩やかに持ち直している。
- 茨城県の主要経済指標
- 筑波ふれあい俱楽部会員紹介コーナー 会員ひろば