筑波経済月報2020年12月号

CONTENTS

  • 表紙写真
    「トレーラーで運ばれているのは なんと、飛行機の胴体なんです」
  • 企業探訪
    プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
    • 代表取締役社長 田島 秀二 氏
    • 千葉県松戸市に本社を置くプレシジョン・システム・サイエンス株式会社は、国内外のバイオ関連業界向けに、臨床検査用の各種装置や検査に使用する各種試薬などの開発・製造・販売を行っています。同社の主力製品の1つ、全自動PCR検査装置「geneLEADシリーズ」は、フランスをはじめとする世界の医療機関で、新型コロナウイルス 感染症(COVID-19)のウイルス検出に活用されています。同社社長田島氏の冷めやらない情熱と遺伝子検査の発展性をお聞かせいただきました。
  • 支店長のわがまち紹介 -鹿沼市-
  • わがまちが生んだ偉人 野並茂吉
    歴史ジャーナリスト 冨山 章一 氏
  • 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー 会員ひろば
  • 研究員レポート
    茨城県内の米生産者による輸出への取り組み
    県内生産者が協同で取り組む米輸出と現地定着
    • 米はわが国の主食の代表格として国民の食を支えてきた。また、米は和食や和菓子、日本酒、米菓などに用いられるため、わが国の食文化には欠かせない食品である。しかし、現在、食の多様化や人口減少、高齢化などの要因を背景に、国内での米の消費量は年々減少している。米の需要と供給のバランスが崩れると、米の価格低下が生じ、生産者の経営に悪影響を与えることになる。こうした中、一部の米生産者では新たな販路として海外への輸出に活路を見出しつつある。しかし、現地での価格競争や知名度向上、輸出手続きの煩雑さなど、米の輸出への課題は多い。こうした課題は、全国でも有数の米の産地である茨城県においても指摘できる。そこで本稿では、まず、わが国の米の輸出を取り巻く現状や課題、政策の推移などについて整理をする。次に、茨城県において米輸出に取り組んでいる株式会社百笑市場と茨城県へのヒアリングから、今後の展望を示し、最後に、今後の米の輸出の可能性についてまとめたい。
  • 研究のまち・つくばから「インフォメーション」
    「イチゴ味」も味の一種です
    • ~世界初「味の一覧表」の作成~
      食品と味研究所 柳本 正勝 氏
  • 経済トピックス経済情報ピックアップ
  • 茨城県経済の現況

    景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により悪化した状況が続いているが、持ち直しつつある。
    先行きは、感染症が収束に向かえば下げ止まっていくことが期待される。
    企業等の景況感は、大幅な「悪化」超ながら、非製造業を中心にその幅が縮小している。

    個人消費…………
    業態により、ばらつきがみられるが、全体としては持ち直しつつある。
    住宅投資…………
    大幅に減少している。
    設備投資…………
    製造業、非製造業ともに前年を一段と下回っている。
    公共投資…………
    着実に持ち直している。
    雇用・所得情勢…
    人手不足感が一段と緩和しており、所得も弱含んでいる
    企業の生産活動…
    低水準ながら下げ止まりつつある。


  • 茨城県の主要経済指標
  • 身近なまちの風景物語
    • 慈しむ活着
    • 筑波大学芸術系教授・芸術専門学群長 野中 勝利 氏
  • 筑波銀行インフォメーション 地域の医療サポート債
  • 筑波大学芸術専門学群 2019年度卒業制作
    • 夜を越えろ
    • 櫻井 菜月 氏