筑波経済月報2021年07月号
CONTENTS
- 表紙写真
波崎砂丘 - 企業探訪
日栄商事株式会社- 代表取締役 小見川 吉博 氏
- 専務取締役 青木 弘行 氏
- 茨城県常総市に本社を構える日栄商事株式会社は、1942年に創業した78年の歴史と実績のある注文住宅メーカーです。同社は、企画・開発から設計、施工、外構造成までを行う自社一貫体制を構築し、2020年には「茨城エリア 安心できる注文住宅メーカー第1位」を獲得しました。日本一の銘木と称され、2021年に「農林水産省 局長賞」を受賞した「土佐桧」を使った「桧の家」の魅力などを取材しました。
- 支店長のわがまち紹介 -大洗町-
- わがまちが生んだ偉人 関根 安中
歴史ジャーナリスト 冨山 章一 氏 - 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー 会員ひろば
- 外部寄稿
石岡市特産物の「石岡セレクト」認証事業について
~石岡セレクトの魅力と役割~
茨城大学教授 荒木 雅也 氏- 石岡市では、令和2(2020)年から、市内産の優れた商品を「石岡セレクト」と称して認証する事業が始まった。石岡セレクト認証のための実質的な判断を行うのは、石岡市商工課を事務局とする「石岡セレクト運営委員会」である。運営委員会は、県内大学教員、県内銀行役員、県内流通企業のバイヤー、ジェトロ職員、地元団体代表など、計9人を構成員として、令和元(2019)年11月18日に発足し、筆者は初代委員長を拝命した。本稿では、運営委員会委員長を拝命してから、第1回認証に至るまでの間に見聞きしたことを紹介しつつ、読者の皆様に、石岡セレクトの魅力と石岡セレクトが果たし得る役割について、筆者の考えをお伝えしたい。
- 研究員レポート
統計からみた茨城県の産業構造の特徴と近年の変化
製造業における撤退・縮小と新たな集積- 茨城県の経済活動をみると、全産業に占める製造業の構成比が全国に比べて高く、また、県内の地域ごとに特定の製造業種の集積がみられることが特徴である。しかし、わが国の製造業を取り巻く環境は大きく変化している。ここ10数年間を振り返ると、グローバル・サプライチェーン形成の進展などにより国内企業の海外生産比率の上昇が続いているなど、わが国の製造業にとって事業戦略を変更する大きな「転換点」となっており、茨城県内でも事業を撤退・縮小した業種がみられた。一方で、茨城県における全国有数の工場立地件数から新たな業種の集積もみられた。そこで本稿では、各種統計データをもとにここ10数年間の県内製造業の産業構造の変化についてみていきたい。
- 研究のまち・つくばから「インフォメーション」
菜香亭とフランス洋食器ピリヴィ- 常磐大学総合政策学部特任教授
- 筑波大学名誉教授 齊藤 泰嘉 氏
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
景気は、総じてみると持ち直しつつあるが、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面型サービス等一部で悪化した状況が続いている。
先行きは、感染症が収束に向かえばさらに持ち直していくことが期待される。
企業等の景況感は、大幅な「悪化」超ながら、製造業を中心にその幅は一段と縮小している。- 個人消費…………
- 財消費を中心に全体としては持ち直しを続けているが、サービス消費は悪化した状況が続いている。
- 住宅投資…………
- 低水準ながら持ち直しつつある。
- 設備投資…………
- 製造業を中心に下げ止まってきている。
- 公共投資…………
- このところ弱い動きとなっている。
- 雇用・所得情勢…
- 労働需給・所得ともに持ち直しつつある。
- 企業の生産活動…
- 持ち直し傾向にある。
- 茨城県の主要経済指標
- 身近なまちの風景物語
- つなぐ備え
- 筑波大学 大学執行役員 芸術系長 教授 野中 勝利 氏
- 筑波銀行インフォメーション 今だからこそ、筑波銀行にできるお手伝いを。
- 筑波大学芸術専門学群 2019年度卒業制作
- 超克の法則
- 田澤 結衣 氏