筑波経済月報 2015年 3月号
CONTENTS
- 今月の1枚
古河桃まつり - 企業探訪
コロナ電気株式会社- 代表取締役社長 柳生 修 氏
- コロナ電気株式会社は、日本で唯一マイクロプレートリーダー(光を利用し、ウイルス等を検査する精密測定機器)を製造しており、安定した経営を続けています。それは、先代から引き継いだものづくりへの熱い想いとたゆまぬ努力と偶然をチャンスに変える力、そして同氏の社員への優しい心づかいが土台にあると、インタビューから垣間見ることが出来ました。
- 外部研究員寄稿
地域発ブランドのマーケティングを考える- 株式会社 日本経済研究所 地域本部 地域振興部長 宮地 義之 氏
- 地域が外貨を稼ぐためのアイテム「地域ブランド」。地方創生においても地域農産物のブランド化がうたわれています。しかし、現状どれだけの商品が「ブランド」になりえているのでしょうか。売れない「ブランド」にならないためにはどうしたら良いか考えます。
- 支店長のわがまち紹介-筑西市-
- 科学の街「つくば」から サイエンス・インフォメーション (協力:つくば市OB人材活動支援デスク)
茨城県内の博物館の楽しみ方- かすみがうら市郷土資料館 学芸員 千葉 隆司 氏
- 研究員レポート
日本における近年の科学技術戦略について
-科学技術イノベーション総合戦略2014より-- 毎年改訂を行うこととなっている「科学技術イノベーション総合戦略」の2014年版を中心にこれらの問題をご紹介させていただき、その特徴を考えてみたいと思います。特に現在の日本の企業にとってこれらをどのように活用できるかにも触れ、この先の日本企業がとるべき戦略との関連からもこの問題を捉え、多くの企業の活用すべき方向性を検討します。
- 海外レポート
茨城県上海事務所の活用
-これまでに携わった業務とこれから-- 筆者は、2013年4月に筑波銀行から茨城県上海事務所に出向し、2年が経過しようとしています。任期は3年ですので、最後の1年は集大成の年としてさらに充実したものにしたいと思っています。今回は、最近携わった、銀行ではあまり経験しない業務を中心に紹介するとともに、茨城県上海事務所の活用についてPR したいと思います。
- もしもし何でも相談コーナー
経営:『経営者保証に関するガイドライン』について- 『経営者保証に関するガイドライン』が適用され1年が経過しましたが、徐々に適用事例が増えてきました。このガイドラインは、新たに保証契約を締結する場合や、既存の保証契約の見直し、保証債務の整理を行う場合に適用されます。今回はこのガイドラインの概要をご紹介します。
税務:欠損金の繰越控除制度について
~平成27年度税制改正大綱での改正案を踏まえて~- 昨年末、平成27年度税制改正大綱が与党から発表されました。その中では、欠損金の繰越控除制度についての改正案もありました。今回は、現行制度の確認と、改正点2点をご紹介致します。
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
- 茨城県の基調判断全体…
- 景気は、依然として一部に弱い動きがみられるものの、基調としては緩やかに持ち直している。先行きは駆込みの反動等の影響が和らぎ、緩やかに持ち直していく。
企業等の景況感は下げ止まりつつあり、先行き製造業を中心に持ち直す見通し。 - 企業の生産活動…………
- 緩やかな増加傾向にある。
- 設備投資…………………
- 前年並みとなっている。
- 公共投資…………………
- 高水準ながら足もと弱含んでいる。
- 個人消費…………………
- 一進一退の動きとなっている。
- 住宅投資…………………
- 消費税率引上げに伴う駆込みの反動の影響から減少している。
- 雇用・所得情勢…………
- 持ち直している。
- 茨城県の主要経済指標
- 筑波ふれあい俱楽部会員紹介コーナー 会員ひろば