筑波経済月報2019年 1月号
CONTENTS
- 表紙写真
涸沼の朝日 - 新春特別企画
2019年の日本経済展望と政策課題
~内需の減速懸念と先行き不透明感の高まり~- 本稿では、2019年の日本経済を展望したうえで、日本経済が抱える下振れリスク要因、海外要因として、とくに米国を起点とする貿易摩擦問題の影響、国内要因として、2019年10月1日の消費税率引上げが消費者マインドに与える影響について解説したいと思います(2018年12月14日現在の情報に基づくもの)。
- 企業探訪
有限会社 豊田木工所- 代表取締役 豊田 皓平 氏
- 栃木県鹿沼市に本社を構える有限会社豊田木工所は、1947年(昭和22年)に建具店として創業しました。今年で71周年を迎え、現在、栃木県鹿沼市の伝統工芸「鹿沼組子」を支える老舗の企業として国内外から注目されています。鹿沼市は日光東照宮を造営した宮大工の末裔が残るまちです。彼らが残した「鹿沼組子」は、和室を飾る最高の贅沢品と称されてきました。時代の流れとともに日本人の生活スタイルは変化しましたが、同社社長の豊田氏は、これからの時代に合う新しいデザインの創造や次代に技術を伝承するために、日々精力的に事業を展開しています。豊田社長の「鹿沼組子」に対する熱い想いをお聞かせいただきました。
- 支店長のわがまち紹介-土浦市-
- わがまちが生んだ偉人 色川 三郎兵衛
歴史ジャーナリスト 冨山 章一 氏 - 筑波ふれあい倶楽部会員紹介コーナー 会員ひろば
- 研究員レポート
「ジェネリック医薬品」の普及による医療費適正化に向けて
「オールいばらき」での連携・協力を図る協会けんぽ茨城支部の取り組み- わが国では高齢化の進展、平均寿命の伸長により、医療需要が増加し続けている。2025年には団塊世代すべてが後期高齢者入りすることから、医療費は今より大幅に増加することが予想される。これに伴い、国が支出する社会保障関係費の増加も続き、更なる財政ひっ迫が懸念されている。こうした増え続ける医療費の抑制に向けた取り組みのひとつに「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」が挙げられる。
- 本稿では、まず、わが国の社会保障費の現状とジェネリック医薬品の普及への取り組みについて整理する。次に、保険者である全国健康保険協会(協会けんぽ)茨城支部の協力を得て、協会けんぽによるジェネリック医薬品の普及に向けた取り組みの効果や課題のほか、都道府県別の動向などについて話を伺った。
- 研究のまち・つくばから「インフォメーション」
海外ロングステイ- 海外ロングステイ同好会、キナバル・ハイランド・クラブ 会長 鈴木 光雄 氏
- 経済トピックス・経済情報ピックアップ
- 茨城県経済の現況
景気は、緩やかに持ち直している。
先行きは、引続き緩やかに持ち直していく。
企業等の景況感は「悪化」超幅が縮小している。- 個人消費…………
- 緩やかに持ち直している。
- 住宅投資…………
- 減少傾向にある。
- 設備投資…………
- 前年を上回っている。
- 公共投資…………
- 下げ止まっている。
- 雇用・所得情勢…
- 雇用は着実に改善しているが所得は増勢が鈍化している。
- 企業の生産活動…
- 持ち直している。
- 茨城県の主要経済指標
- 身近なまちの風景物語
- つながりの出番
- 筑波大学芸術系教授・芸術専門学群長 野中 勝利 氏
- 筑波総研インフォメーション 筑波ふれあい俱楽部 第6期 次世代経営塾 入塾のご案内
- 筑波大学芸術専門学群 2017年卒業制作
- 美しい変化
- 田川 瑠香 氏